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幸せになる脳をつくる

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「幸せになれる脳を作る 『ポジティブ』を取り込む4ステップの習慣」
神経心理学者リック・ハンソンの著作です。

本の前半は、なぜ人はネガティブなもの(苦しみや痛手につながるもの)に
フォーカスしやすいのか、を神経心理学の立場から説明しています。
人間の脳は、原始から進化してきていますが、その時代のなごりとして
危険なものにはすぐに反応する(=ネガティブなものに対してはすぐに学習が成立する)
特性があります。悪いものは、よいものより強く
人の脳には、ネガティビティバイアスが組み込まれて進化してきました。
なので、私たちは日常的に脅威を過大評価して
チャンスやリソースを過小評価する傾向があります。

逆に、よいもの(幸せを感じるようなもの)は、脳に残りにくい傾向があり
ゆえに、人間は意識的にポジティブなものを感じていくことで
幸せになる脳を作り、生活の質の向上や人間関係の充足、個人的な成長が起こります。
ですが、ネガティブなものはマジックテープのように脳に貼り付く一方で
ポジティブなものに対しては、テフロン加工が施されたような状態です。
(つるっと滑って残らない感じ)
なので、ネガティビティ・バイアスを補正するために、
定期的によいものを取り込む必要があります。

何か厄介なこと(ネガティブにとらえがちなこと)が起こったときには、
1まずは体験をそのまま味わって観察する。そのまま受け入れる。
2いまだ、と思えるときにネガティブなものを取り除く
3ネガティブなものを一部またはすべてを取り除いたら、ポジティブなものを入れる
この段階を繰り返すことで、脳の中に新しい神経回路を育成し、脳に幸せを組み込むことができるのです。

この本の中には、その幸せの神経経路を育成するたくさんのワークが書かれています。
日々自分でも生活の中に取り入れられそうですし、親しい人たちと一緒にやっていくのも楽しそうです。

本の公判は、HEALというよいものを取り込む4つのステップが紹介されています。
1ポジティブなことを体験する
2それを強化する
3それを吸収する
4ネガティブなものとポジティブなものをつなぐ

この4つのステップの日々の生活の中での上達法なども細々と書かれていてとても参考になります。
誰かに何とかしてもらうのではなく、自分で自分の状態をよくして幸せになれる脳を作る。
楽しみながら、自分のやり方でやり、自分の味方になる。
そのために必要な方法がいくつも紹介されています。

ポジティブなもので脳を満たすなんでよくない、出来ない、
そんな風に思うよいものの取り込みに特有の障害についても書かれています。
・よい体験を含めて、何かを受け取るというのが難しい
・ハングリー精神を持たなくなったら、仕事や人生にピリッとしたところがなくなるのではと心配
・気分がよくなると油断して、そういうときに手ひどくやられるのではないか
・よい気分になろうとするのは、わがままか独りよがりか罰当たり
・よい気分になるままにしているともっともっとと思い、結局失望するのではと怖い
などなど、いくつもの障害が上げれて、それに対する短い答えも書かれています。

文体としては割と読みやすい本でしたが、さらっと読んでそのままにするのではなく
繰り返し読みたいし、実践したいし、大切な人たちとこの本の知見を分かち合いたいなと思います。

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