心理カウンセリング 野口暢子公式サイト【名古屋 くれたけ心理相談室】

あなたは人生に感謝ができますか?

12399369_978066735598681_1207873227_n

児童精神科医、佐々木正美先生のお書きになった初めての「人生論」です。
永い間臨床の道筋にされた、エリクソンのライフサイクルモデルをもとに
どのように生きることがよいのかを話された本です。

編集者に語り、それを本にするという形がとられているので
とても読みやすい、分かりやすい語り口の本です。

エリクソンのライフサイクルモデルは、生まれてから死ぬまでを
幸福に健康に生きるための一つの見事なモデルですが
それをそのままに生きられる人はいない、と著者は述べています。
しかしながら、人生における躓きは、それぞれのライフステージにおける
「危機的な主題」を乗り越えていないことがあとあと影響する。
その時は、そのステージまで戻ってその主題をクリアする必要がある
ということを、長年の児童精神臨床を通して実感したそうです。

基本的信頼の獲得が主題となる、乳児期(0~2歳)に始まり
幼児期(2~4歳)は、自律性、児童期(4~7歳)は自主性
学童期(7~12歳)は勤勉性を、
思春期・青年期(13歳~22歳)はアイデンティティの形成
成人期(23歳~35歳)は、親密性 壮年期(36歳~55歳)は世代性
そして老年期(55歳以降)は人生の統合で、人生に感謝ができるか。
この8つのテーマに沿って、それぞれの時期に何を大切にし
どのように生きることが大切かということを、ご自身の臨床の視点から語られています。

「人間は、人との関係によって人間になる(ワロン)」
他者がいるから、自己がある。他者によって自分になる。
自分になるには他者が必要、
なので、自分の中に他者の存在がしっかりあると実感することが
その後、社会的人格を形成するための基盤になります。

そのために、他者の中で生きていける「人」を育てるにはどうしたらいいのか
子どもと、どうかかわったらいいのか、というのがこの本の中心なので
子育てをしている人や、子どもに関わる仕事をしている人たちにお勧めの1冊です。

人間は、孤立した存在のまま幸福になることはできない。
けっしてできない。
人の幸せを考えながら生きることが必要、そう述べながら
私たちは、少々煩わしいと思っても人間関係の中でくつろぐ努力が必要で
人と、努力してかかわり続けることが孤独は少しずつ解消され、喜びが増えていきます。
人間が生きるためには、水や空気が必要なように
同じように、「人」が必要。
その「人」の意味を、この本の中から感じ取って日々の生活に生かせるといいな、と思います。

カウンセラー 野口暢子について

ご予約カレンダー(24h)又はフリーダイヤルから TEL 0120-03-5905 9:00~21:00(土・日・祝日も対応)
※留守電の際は「お名前・電話番号」をお伝え下さい。

ご予約カレンダー

カウンセラー 野口暢子について

PAGETOP