8月に一部地方で放送された報道ドキュメンタリー
「うちの子~自閉症という障害を持って」
自閉症のお子さんを持つ報道記者が、
ご自身の妻にカメラを向けて撮られたドキュメンタリー番組です。

企画意図
神奈川県相模原市の障害者施設で、19人の命が奪われ、
27人が負傷した痛ましい事件から、8月26日で1か月となる。
逮捕された男は、「障害者がいなくなればいいと思った」などと供述している。

人間の尊厳を踏みにじる言動に、
「心の中をやすりで削られているように感じた」と話す、障害者の父親がいる。
RKB東京報道部の神戸金史(かねぶみ)記者。長男は先天性の障害・自閉症を持つ。
10年前(2005~06年)に、ドキュメンタリー番組
「うちの子 ~自閉症という障害を持って~」を取材・制作した。

外見からは障害の存在が分かりにくい自閉症。
周囲から理解を得られず、心中を選ぶ母がいる。
神戸記者は、自閉症を持つ長男を育てる妻にカメラを向けた。
また、すばらしい絵を描く自閉症の青年や、重度の自閉症児を懸命に育てる母も取材した。
子供は、ゆっくりとだが、確実に成長していく。 そのささやかな希望が番組のテーマだ。

重度の障害者を殺傷する残酷な事件が起きた2016年、RKBからのメッセージとして改めて放送する。
(毎日放送 番組HPより抜粋)

このたび、全国ネットでの放映が決まったようです。
2016年10月8日(土)午前10時。BS-TBSサタデードキュメント
ひとりでも多くの方にご覧いただけるといいなと思っています。
私も、見て学びたいなと思います。
(番組HPはこちら→クリック

番組内容
私(神戸ディレクター)の長男(6歳)は、自閉症という障害を持っている。

自閉症は、先天的な脳の機能障害で、新生児100人に1人以上も生まれてくる。
これほど多いのに、自閉症という名が「自ら閉じこもる」と書くためか、
「引きこもり」や「引っ込み思案」と混同されているのが実情だ。

自閉症の大きな特徴は、①社会性の遅れ②こだわり行動③コミュニケーション障害―の3つ。
3歳児検診で診断されることが多いが、言葉が話せる場合は発見がもっと遅れる。
コミュニケーションに問題があるため、微妙に会話がかみ合わなかったり、
かんしゃく(パニック)を起こしたりするので、学校でいじめの対象になることも多い。

外見では障害の存在が分かりにくいため、「しつけがなっていない」という社会の目に苦しみ、
将来を悲観し無理心中する母親もいる。この悲しい事実は、あまり知られていない。
メディアも警察も障害の本質を理解していないため、過剰な配慮をして、
報道・広報しようとしないからだ。
番組は、無理心中の現場を探し出して、残され苦しむ遺族の話を聞いて歩いた。


また、時に芸術的な才能を見せる軽度の自閉症の青年が、
世間の荒波にもまれ失業しながらも、
再就職を果たしていくさまや、
重度の自閉症を持っている息子と懸命に生きる母親の心情を取材した。


障害にさえぎられ、親ともうまく意思疎通できないけれども、大きな母親の包容力によって、
子供はゆっくりと、しかし確かに成長していくのだ。
(毎日放送番組HPより抜粋)