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移動の合間にはいつも読書をしているのですが
あ~、これはいいなと心がほっこりした1冊です。

OLの二宮こと葉は、思いを寄せていた幼馴染の結婚式に出席。
来賓のスピーチはこの上なく眠く、睡魔に任せて赤恥をかいてしまう。
ところが、その結婚式で涙があふれるほど感動的なスピーチに遭遇、
それは、伝説のスピーチライター久遠久美のスピーチだった。
なんとかしてもう一度その久遠久美に会ってみたい、
そう思ったところから、平凡なOLだったこと葉の生活が変わり始めます。

ざくっというと、そんな感じで始まるストーリーなのですが
スピーチライターというまだ日本ではあまりなじみのない職業を取り上げたこの小説
ところどころに出てくる登場人物たちのスピーチがとても印象的で
それだけでも読む価値があります。ところどころ、ホロッとします。
言葉の持つ力ってすごいな、とかああ、こういうスピーチできるといいなと思いつつ
登場人物たちが乗り越えていく様々な出来事の緊張感とともに
あっという間に読み切ってしまう1冊でした。

心に残るセリフはいくつもあるのですが、ひとつだけご紹介。
このセリフが飛び出してくるシーンはどこか、お楽しみにお読みいただけるといいなと思います。

困難に向き合ったとき、もうだめだ、と思ったとき、想像してみるといい。
3時間後の君、涙が止まっている。
24時間後の君、涙は乾いている。
2日後の君、顔を上げている。
3日後の君、歩き出している。