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今週は、月曜日に私が、木曜日に夫が1日ずつ休みを取って
業者さんと一緒に夫の実家の掃除と遺品整理をしました。
商売をしていた関係で遺されたものがかなり多かったのもあって、1階部分2階部分
2回に分けて、合計で4日間。大がかりな作業になりました。

親を見送るという生まれて初めての作業は思った以上に大変で
特に、遺されたものの整理や始末はその中でもかなり大きなウエイトを占めます。
今回初めて経験してしみじみと味わったのは、思いがけない「罪悪感」
業者さんを呼ぶ前に膨大なものがある散らかった夫実家を眺めながら味わう
「嫁」としての罪悪感もありましたが
業者さんとともに片づけている間にも、チクチクと感じる罪悪感。
ゆっくりと向き合ってみますと、その罪悪感の中には
膨大なものを捨ててしまうという地球や環境に対する罪悪感や
「まだ使える」「でも必要ない」「好みや趣味、年代も違う物を捨てる」
「自分の家には持っていけない(狭いマンション暮らしです)」「とにかくいらない」
いろんな理由で物を捨てていくのですが、その作業は知らず知らずに自分たちを責めています。
罪悪感は無色透明、知らず知らずうちに心に溜まっていき、自分を責めるのですよね。
大切なのは、「気づく」こと。
片づけながらイライラしたり、落ち込んだりする気持ちを夫婦で話し合い
お互いの思いを聴き合いながら、罪悪感に気づいたりもしました。
罪悪感は、気を付けないと相手を責めることでごまかしたくなるんですよね。
(要)注意です!!!
ああ、これって罪悪感だ、と気づくと、本当に自分を責めなくてはいけない状況なのか
ほかに考え方はないのかなど、色んな方向から自分の思いを眺めますから
時間ははかかっても、罪悪感にはお別れできます。

業者さんの力を借りつつ、大作業で夫の実家をお片付けをした4日間。
後半の2日間も、前半戦と同じ業者さんにお願いしました。
初めての経験だったので、業者さんの選択もドキドキ。
失敗だった!と思った時に、違う業者さんに変えられるように、なんて思っていたのですが
そんな心配は杞憂に終わった、前半戦のお片付けでした。

後半戦のお片付けをお願いするときに、色んなことをお話したレリックの間瀬さん。
後半の見積もりをしてもらいながら、いろんな雑談をしました。
その時に、「作業をするときに、本当に静かだったのでびっくりしたんですよ。
長い時間、膨大な量を動かす作業をするのだから、しんどいだろうし、
せめてお話しながら作業などされるかな、と思っていたけど
みなさん、作業中は、指示とお返事だけですものねぇ」
「でも、依頼者としては申し訳ない気持ちもあるから、そこで作業されてる方に
『いや~、すっごいですねぇ』とか、『汚いなあ』とか言われてたら
事実だけど、結構凹んだと思います」なんて、正直な感想もお話してみました。すると
「遺品整理って、ただのお片付けではない、セレモニーだと思っているんです。
ご遺族の方の代わりに、亡くなった方のものをお片付けしていくという作業を通して
弔いをするっていうことだと思ってるんです。そこが、ただの片づけ屋じゃない
『遺品整理業者』なんですよ」と言われました。・・・・なるほど!!
これを、依頼する前に先方から言われたらただの宣伝としてしか聞かなかったかもしれないのですが
あの静かな片づけ作業を見た後だったので、しみじみと納得してしまいました。

亡き人の家を片付ける、全然きれいな作業ではありませんでした。
そんなものまで片づけてもらって申し訳ない、というものもたくさんありましたが
ただ静かに淡々と作業は進んでいきました。
あえて何らかのコメントがなかったことも、逆に有難く救われる気持ちでした。
物置の奥のほうから、亡き父の猫ちーたがしたであろう大量の糞の山が出てきたときも
「ご、ごめんなさ~い」と謝る私に、作業をされる方は
「猫さんも、誰もいないところが静かで落ち着いたんでしょうねぇ」と言いながら
あっという間に片づけてくださいました。

間瀬さんによると、回収してもらったモノたちの中から、リサイクルできるものは
いろんな形でリサイクルされるのだそうです。衣類も、マテリアルリサイクルに回されたり
電化製品は福祉関係のかたに使っていただいたりしたいるそうです。
本当は自分たちでそういう作業をすればいいのでしょうけど、
それをしていると限りなく時間がかかるので断念しましたが、思いがけずなされていました。
「ご遺族の方も、ただ捨てたというよりは、いろんな形で亡くなった方のものが
有効に役に立っているほうが、お気持ちが楽になるのではないかと思います」
「大切な方が使われていたものが、どこかで誰かの役に立っていると思っていただければ」
そんな風に言っておられました。

親を見送って遺品整理をする、相当大変な作業でしたけど
ご縁があってすてきな業者さんに出会えたおかげで、自分たちにとっては癒しの作業にもなりました。
以前、親と離れて暮らしていたころに出した手紙が大事にアルバムに貼られているのを見たり
ずっと以前の懐かしいものたちが出てきたり。
そんな瞬間にホロリときたりしながら、亡き人を悼みました。
そんな時間を過ごすことができたのも、自分たちだけで頑張ることを諦め
業者さんにお願いしたからだな、と思います。
とても、やさしい仕事をしていただきました。感謝です。

東海地方にお住まいで、これから遺品整理を依頼されたいと思っている方には
レリックさんをおすすめしたいな、と思います。
「野口ブログを見て」と間瀬さんを見積もりにご指名されると
野口割引、があるかもしれません(笑)・・・たぶん。