4月から8週連続16コマの看護学校での前期が今日終わりました。
毎年、カラーの違う学生さんとのやりとりに四苦八苦する水曜日です。

昨年から、看護学校の授業でもレジリエンストレーニングを始めました。
人生の「逆境」を今より上手に乗り越える方法を、具体的に伝えること・・・
どれくらい理解でき、心に届いているのだろうと思いつつ
手を変え品を変え、悪戦苦闘の日々です。
そんななか、最近しみじみと思うのは「大切なことは1度では伝わらない」ということ。
何度も何度も、まるでキャッチフレーズのように繰り返して
私を見たらその言葉が浮かぶように自動反応のようになるまで繰り返すと、
ようやく教室の中にその言葉が息づいてくるように感じます。

今学期、ひたすら繰り返したこと。
「気持ちに名前を付ける、自分の思いや気持ちに『気づく』」
言葉にするのは簡単なのですが、言うは易し行うは難し。
自分の本当の気持ちや思いに気づいて、まずはそのままを受け入れることの大切さを
ひたすら、繰り返しています。
自分に気づき、コントロールできる対人援助職になってもらうことが
授業の目的の一つですが、「自分の思いや気持ちに気づく」のはその大前提とも言えます。

大切な人たちに、本当に伝えたいこと。
いう側は1度言うと「伝えた」気分になりますが、受け取り手はそうとは限りません。
だからこそ、何度も何度も繰り返して伝え続けることの大切さを
しみじみと実感しています。

思えば大学時代、児童心理臨床のゼミにいたのですが、
臨床心理士でもあった指導教授がゼミのたびに言っていたこと。
「あなたたち、自分にOKを出せる人間になりなさい」
それはもう、折に触れて何度も何度も・・・
おかげで卒業して10年以上たった今、
学んだ色々はすっかり忘れてもその言葉だけはしっかりと覚えています。

学生さんにどんなことを伝えたいのか、日々問い続けながら
でも、今のところ最も大切だと思うのは
「気持ちに名前を付け、自分の本当の想いや気持ちに気づく」ことの大切さ。
そこにたどり着ければ、あとはどうしたいのか自分で選べるんじゃないかと思います。
そんなことを考えながら、何度も何度も繰り返し伝えた今学期でした。

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授業は、試行錯誤。
よい教師になる道は、険しいなあ・・・。
より伝わるを目指して、来年も頑張りたいと思います。