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たったひとつの愛をそだてる50のレッスン
ジェリー・ミンチントン(著)弓場隆(訳)

暇さえあれば読書三昧の、少しゆっくりしたGWを過ごしました。
その中で、あ~、これは娘(21歳)に読んで欲しいなぁと思った1冊です。

「いつか結婚しなさいよ」「結婚はいいわよ」と例え言ったとしても
その判断は親の言葉より親の結婚生活を見てするでしょう(苦笑)
でも、結婚するしない、子どもを持つ持たないよりも
お互いを大切にできる「パートナー」には出会ってほしいなと思いますし
その中で、確かな絆を育んでいってくれるといいな、と思っています。

仕事柄いろんなカップルにお会いしますが、共通して言えるのは
「結婚生活が不幸なのはすべて相手のせいで自分は何も悪くない」
と思っているうちはその結婚生活は何も改善しない、ということ。
相手とのすれ違いは、お互いに少しずつ引き起こしている場合が殆どで
多くの場合、自分の取ったひどい態度は忘れて(もしくは、それは相手が悪いから)
相手の言った言葉や態度ばかり責めているのです。

パートナーシップは、お互いの違いを理解し合うことによってのみ深まり
黙っていても解ってくれるという思い込みに気づいて、ある意味「諦め」
相手を大切に思い合いながら、伝え合い解り合おうとすることによって育ちます。

ひとりの人間が、自分以外のだれかを愛することは
おそらくほかのどんなことよりも難しい、究極で最後の試練である。
人生のそれ以外の作業は、そのための準備に過ぎない。(リルケ/オーストリアの詩人)

この本は、まだ愛を育てたいと思う相手に出会っていない方にも
すでに長い結婚生活を送っていて、
ちょっと自分の相手への接し方を変えようと思っている人たちにもお勧めです。
始まりには、自分に合った相手を見つける心構えが、
途中には、その恋をはぐくむためのエッセンスが
終わりには、愛を大切に育みずっと愛し合うために必要なことが
シンプルで優しい言葉で書かれています。
初めからでなくとも、50のシンプルなレッスンの中からちょっと惹かれるところから
読んでみたり、実際にやってみようとするのがいいのではないかな、と思います。
永遠に変わらない愛はなくとも、日々の積み重ねの中で育ち長く続く愛はあるのだと思います。
いつか、心から大切に思える誰かと、長い歴史を振り返りながら
ふたりにしか味わえない空気を感じられるといいですね。